AIで企業の生産性を革新するオールインワンLLMソリューションを提供するAllganize Japan株式会社（代表取締役：佐藤 康雄 、以下：「Allganize」）は、生成AI・LLMアプリプラットフォーム「Alli LLM App Market」において「薬機法チェック LLMアプリ」の展開を開始いたしました。
「薬機法チェック LLMアプリ」は、商品サービスの販促メッセージが「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律（以下：「薬機法」）」およびその関連通達等への抵触リスクの確認業務を生成AI・LLMによりサポートするLLMアプリです。薬機法関連の確認業務は専門性を要するため、審査時間や対応工数が求められ、テクノロジーによる効率化が期待される分野となります。
Allganizeは、LLMアプリの提供に加え、生成AIの効果を最大限に引き出すための導入支援サービスも合わせて提供し、薬機法関連業務のプロセスの効率化や、法令遵守に取り組みやすい環境作りに貢献します。
医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品は、品質、有効性、安全性の確保の観点で、製品情報を正確に伝える必要があり、薬機法等により禁止表現等の基準が仔細に定められています。広告や製品パッケージの掲載内容も、虚偽の内容や誇大広告とならないよう非常に細かい規制があります。また、健康食品などの「医薬品等」ではない製品においては、医薬的な効能効果を謳うこと自体がそもそも禁止されています。
関連製品・サービスを提供する事業者は、製品・サービスの情報の公開や、販売促進キャンペーンの実施にあたり、表現が薬機法に抵触する恐れがないか事前に確認する必要があります。
薬機法および関連通達は情報量が多く、さらに専門的な表現も多いため、審査には多くの時間や労力を要する他、判断のノウハウが属人化し対応可能な人員が限られるといった課題がありました。
Alli LLM App Market の「薬機法チェック LLMアプリ」は、医薬品等の広告メッセージや製品紹介文が、薬機法や通達などの下位ルールの観点で懸念がないか確認する業務をサポートする生成AI・LLMアプリです。
厚生労働省が公開している薬機法に関する情報等をもとに、生成AIが適切な表現かどうか照合し、懸念のあるポイントを自動で提示します。ファイルやデータを連携するだけでチェックが可能となり、画像もAI-OCRでテキスト変換して確認するため、製品パッケージ、広告、SNS、CMのメッセージ等、幅広い確認業務に活用できます。
抵触リスクがあった場合、具体的に「どこが」「どの規制事項や関連通達に抵触の恐れがあるか」わかりやすい解説とともに提示します。
企業によっては、独自のルールや禁止ワードを設けている場合があります。独自のルールをチェックプロセスに加えることができるため、汎用的な判断だけでなく、実際の業務に沿ったチェック作業を可能にします。
AllganizeのAIソリューションは金融機関をはじめ、グローバルの大手企業に利用されており、アクセス制限、セキュアなデータ管理など、エンタープライズレベルのセキュリティ機能を有しています。また、企業ポリシー上より厳格な環境が求められる場合、Microsoft社のAzure OpenAI Serviceとの連携やオンプレミス環境の専用LLMなどとも連携しご利用いただくことが可能です。
生成AIの企業活用において、ツールの導入が先行し、現場で活用されず想定した導入効果が得られないケースも多数あります。Allganizeでは、お客様の業務フローや課題をヒアリングし、生成AI・LLMの最適な活用方法のご提案や、生成AIの効果を最大限に引き出す活用支援サポートを提供します。
主観を排除して薬機法などの抵触リスクを確認できるため、網羅的にリスクをチェックできます。
「薬機法チェック LLMアプリ」を使用することで、薬機法に関する専門知識がないスタッフもリスクを早期に確認できます。審査の手戻りや販促メッセージの再検討などの煩雑な審査プロセスを効率化し、さらに属人化を防ぎます。
LLMアプリが一次チェックを担うことで、薬機法に関連する審査対応の所要時間や対応工数の削減、ケアレスミスを防ぎます。業務効率化および生産性の向上に加え、スピーディなキャンペーン展開などを可能にします。
対応工数や専門性の観点で、薬機法に関する確認作業を外部委託している企業の場合、「薬機法チェック LLMアプリ」によりチェック業務を内製化でき、コスト削減やナレッジの蓄積に繋がります。
・薬機法および関連通達との照合、リスク評価
・医薬品等の種類に応じたチェック
・リスクの根拠や理由の提示
・画像内テキストの読み取り
・チェック基準や禁止ワード等のカスタマイズ
・システム連携
・オンプレミスやプライベートクラウドなど、独自環境での利用
・複数のLLMからのモデル選択（選択可能なモデルの一例：OpenAI社 GPT-4 Turbo、Microsoft社 Azure OpenAI GPT-4、Google社 PaLM2、Anthropic社 Claude2など）
・生成AI・LLMアプリの活用コンサルティング
・要望に応じたLLMの個別開発
Alli LLM App Marketは、誰でもすぐに利用できる100個以上の企業向けの生成AI、LLMアプリが揃ったオールインワンのLLMソリューションです。
ChatGPTをはじめとするLLMアプリの業務活用が期待される中、「どのような業務に活用すべきかわからない」「プロンプトを上手に作れず、使いこなせない」「自社業務に特化した生成AIアプリでないと効果が出ない」などの課題も増えています。
Alli LLM App Marketでは、「薬機法チェック LLMアプリ」の他にも「契約書の条項チェック」「クレーム対応メールの生成」「景表法チェック」「社内ドキュメントからのQA応答」「議事録からBATNC作成」など、すぐに業務に活用できる多数の生成AI、LLMアプリを提供しています。
LLMはOpenAI社のGPT-4やGPT-3.5、Microsoft社のAzure OpenAI、Meta社のLlama2、Google社のPaLM2などからお選びいただけます。新たなアプリの作成やカスタマイズ、LLMの選択もノーコードで簡単に実施でき、LLMに関する特別な知識がなくても利用できます。お客様のご要望に応じて、業界・企業特化型のsLLM（小規模な大規模言語モデル）の開発や、オンプレミス版のご提供も可能です。
https://www.allganize.ai/ja/alli-llmapp-market
Allganizeは、「AIによって全てのビジネスのワークフローを自動化・最適化する」というビジョンのもと、高レベルの自然言語理解とディープラーニング技術をベースに、日本、米国、韓国を中心に、グローバルで企業向けのオールインワンLLMソリューションを提供しています。グローバルマーケットでの事業経験豊富なメンバーによって創業したAllganizeは、国内外の投資家に支えられ、東京（日本）、ヒューストン（米国）、ソウル（韓国）に拠点を構え事業を展開しています。
会社名：Allganize Japan 株式会社（オルガナイズ ジャパン）
代表者：代表取締役 佐藤 康雄
所在地：東京都渋谷区
設立：2019年1月